ヤフーニュースによると
日本球界への遺言#2
千葉ロッテからポスティングシステムでMLB入りをめざす佐々木朗希。しかし、ケガがちの佐々木の体質と千葉ロッテ・吉井理人監督の特別待遇してきた育成方針に、92歳・球界の重鎮・広岡達朗氏は疑問を抱いている。新著『阿部巨人は本当に強いのか 日本球界への遺言』 (朝日新聞出版)より一部抜粋・再構成してお届けする。 【画像】球界のご意見番による日本球界への遺言
不可解なエース・佐々木朗希
2023年7月24日、パ・リーグ2位で首位・オリックスを追っていたロッテのエース・佐々木朗希投手がソフトバンク戦のマウンドで突然、左脇腹の肉離れを起こし、登録を抹消された。この試合に先発した佐々木は1失点で迎えた6回、90球目を投げた際に左脇を痛め、「左内腹斜筋損傷」と診断された。 吉井理人監督によると全治2か月。高卒でプロ4年目の佐々木はそれまで13試合に登板して7勝2敗、防御率1.48で130奪三振。勝ちが計算できる先発の柱だっただけに、18年ぶりのリーグ優勝を目指す吉井ロッテにとっては、チームの大黒柱が倒れたような衝撃だった。続きは引用元へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/28cb48976bf38de99d6a0d6f330b1121823eabf3
日本の反応
- 佐々木の才能は認めるけど、怪我が多すぎてエースとしての責任を果たせてないと思う。
- フォークばっかり投げてるけど、速球をもっと有効に使わないとメジャーでは通用しないだろうな。
- 吉井監督が過保護すぎる気がする。他の選手との公平性が保たれてるのか疑問。
- いくら速球が速くても、年間を通して安定して投げられないならエース失格だよ。
- 怪我するたびに長期離脱するのはプロとしてどうなの?体調管理が甘いんじゃない?
- 特別待遇で育ててきた結果がこれなら、ロッテの育成方針自体に問題があるんじゃないか。
- 昔の投手はもっとタフだった。佐々木も堀内みたいに文句言わずに投げてほしい。
- 中4日のローテーションなんて今の佐々木には絶対無理だと思う。
- メジャー挑戦するなら、まず日本でエースとしての自覚を持つべきじゃないかな。
- 毎回怪我で離脱してたら、どんなに才能があっても信頼されないよ。
- フォークボール多投はリスクが高い。もっと投球術を磨くべきだと思う。
- 吉井監督が甘やかしてるから、佐々木がこんなにひ弱になったんじゃないの?
- 速球だけじゃなくて、打者を動揺させるピッチングを覚えないとメジャーでは苦戦するだろう。
- 怪我を理由に何度も離脱するのはファンを裏切ってるように感じる。
- 佐々木の実力は間違いないけど、プロとしてもっとタフさが求められる。
- メジャー挑戦は夢があっていいけど、現実的に通用するかどうかはかなり疑問だ。
- ロッテのチーム全体が佐々木に依存しすぎてる気がする。他の選手が可哀想だ。
- 怪我で何度も離脱してると、チームにとっては計算できない投手になってしまう。
- 特別扱いされてる間に体を鍛え直して、もっと丈夫な投手になってほしい。
- 日本の野球界を背負ってメジャーに行くなら、今以上に結果を残してからにしてほしい。
海外の反応
- 佐々木の速球は確かに素晴らしいけど、メジャーの環境で耐えられるかは不安だ(アメリカ)
- フォークボールに頼りすぎてる印象がある。メジャーでは速球がもっと重要になるはず(イギリス)
- 怪我が多いのは気になるけど、彼の才能には大きな期待をしてしまう(カナダ)
- メジャーで中4日ローテーションをこなすには、彼の現在の体質では難しいだろう(オーストラリア)
- 日本の特別な登板間隔に慣れているなら、メジャーで苦戦する可能性が高い(ドイツ)
- 怪我を繰り返してるのを見ると、彼のキャリアが長続きするか心配になる(フランス)
- メジャーに挑戦するなら、まずは日本でシーズンを通して安定した成績を残すべきだ(ニュージーランド)
- 速球のスピードはメジャーでも通用するだろうけど、それだけでは足りない(スペイン)
- 怪我が多い彼にとって、過密なメジャーの日程はさらに厳しい挑戦になるだろう(イタリア)
- 日本のエースとしての期待を背負いながらも、彼にはまだ克服すべき課題が多い(ブラジル)
- フォークボールは効果的だけど、メジャーの打者にはすぐに対応されるかもしれない(韓国)
- 体力面の課題を克服しない限り、メジャーでの成功は難しいだろう(中国)
- 彼がメジャーで成功する姿を見たいけど、現時点では不安要素が多い(アルゼンチン)
- 速球のポテンシャルは驚異的だけど、怪我の多さがすべてを台無しにしている(南アフリカ)
- 日本で特別扱いされてきたなら、メジャーの厳しい環境でどう対応するのか見ものだ(スウェーデン)
- 彼のメジャー挑戦は面白いけど、怪我が多い選手には厳しい世界だと思う(フィリピン)
- 佐々木がメジャーに行く前に、まず日本でエースとしての地位を固めてほしい(インドネシア)
- 日本のリーグで完全試合を達成した彼の才能には敬意を払いたいが、それだけでは足りない(メキシコ)
- メジャーで成功するには、速球だけでなく精神的なタフさも必要になるだろう(オランダ)
- 佐々木の挑戦を応援するけど、メジャーでの厳しさを甘く見てはいけない(タイ)
編集部の見解
佐々木朗希選手がメジャーリーグ挑戦を視野に入れているというニュースに、多くの期待と懸念を抱いています。その才能は紛れもなく一級品であり、日本を代表する投手として国内外で注目されています。しかし、彼のこれまでの経歴や体調面、さらには育成方針については議論の余地があると感じます。
まず、佐々木選手の速球は圧倒的です。最速165キロの球速を誇り、そのストレートにフォークボールを組み合わせたピッチングスタイルは、2022年の完全試合や2023年のWBCでの活躍を見ても明らかに通用する実力があります。ただ、メジャーで求められる中4日の登板間隔に適応できるかどうかは、疑問が残ります。これまで日本プロ野球では特別な間隔を設けて登板してきたことからも、体力面での課題が見え隠れします。
彼がフォークボールを多投している点も気になります。この球種は打者を打ち取るのに効果的ですが、投手自身の肘や肩への負担が大きいことも事実です。特にメジャーでは速球が通用しないと見なされれば、変化球に頼る投球スタイルがさらに増え、怪我のリスクが高まる可能性があります。速球をもっと有効に使い、投球の幅を広げることが彼の今後の課題になるのではないでしょうか。
また、吉井監督の育成方針についても賛否が分かれるところです。佐々木選手が指や脇腹などの怪我で戦列を離れるたびに、長い休養を与えられ、慎重に起用されてきました。これが選手を大事にする方針として評価される一方で、他の選手から見ると「特別扱い」と捉えられる可能性もあります。特にプロの世界では全員が平等な条件で競争することが求められるため、特別な待遇はチーム内での不満につながりかねません。
2023年と2024年のシーズンを振り返ると、佐々木選手が安定して登板できていない現状が浮き彫りになります。シーズン途中での離脱が繰り返され、チームに与える影響は大きかったはずです。特に2024年のシーズンでは、コンディション不良が原因で度々戦列を離れたことで、ファンや球団関係者からの期待に応えられない場面も見られました。これでは、メジャーで求められる連続した登板や高いパフォーマンスを維持することは難しいでしょう。
その一方で、佐々木選手自身はメジャー挑戦に向けた意欲を見せています。2023年末の契約更改後に「目の前のシーズンをしっかりプレーすることが大事」と語っていましたが、その言葉通り、2024年シーズンは重要な試金石となるはずでした。しかし結果として、大きな成長や安定感を示すことはできなかったように感じます。
佐々木選手が本当にメジャーで成功するためには、まず日本で年間を通じて安定した成績を残すことが必要です。2024年に初めて達成した10勝は評価に値しますが、これが5年目にしての初達成であるという事実は、エースとしての期待に応えきれていないことを示しています。さらに、体調面の課題を克服し、シーズンを通じて安定した登板を続けることが不可欠です。
彼の挑戦を応援したい気持ちはありますが、現状では懸念材料が多すぎると感じます。特に中4日でのローテーションに耐える体力や、メジャーの打者を抑える投球術の確立は、彼の今後の課題として明確です。そのためには、現在のフォーク多投のスタイルを見直し、速球を軸にしたピッチングを磨くことが必要だと思います。
佐々木選手には、日本を代表する投手としてメジャーでも成功してほしいという期待があります。しかし、そのためにはまず日本で真のエースとしての地位を確立し、安定感を示すことが不可欠です。これからの成長に期待しながら、彼の挑戦を見守りたいと思います。
執筆:編集部A
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